遡ることおよそ2カ月前、何気なく観始めてしまったオーディション番組「THEFIRST]で、久しぶりに音楽界隈の推しに出会ってしまった。オーディション番組内で最年長として、他の参加者たちと同じ立場でありながら、保護者のような立ち位置で存在感を発揮していた彼が課題で携わった音楽が、ダンスが、ゆっくりと、しかし確実に浸透していくのを感じて、気づいたときには首まで沼に浸かってしまっていた。
このタイミングもどうかと思うけれど、ちょうどそのころは、BE:FIRSTのメンバーとして選ばれなかった彼が、ソロアーティストとしてデビューして初めて行うワンマンライブツアーのチケット先行予約の二次申し込み時期で、ほとんど神経反射のみで申し込みしてしまっていた。そこからチケットが手に入るまでの数日は、かつて味わったことないんじゃないか、と思うくらい寝ても覚めてもそのことばかりの日々で、リリースされている楽曲はもちろん、他アーティストとのフィーチャリングやら、オーディションを受ける以前の名義のものまで漁って繰り返し聴き倒すばかりで、一気に押し寄せる情報の多さに溺れそうになっていたものだった。
無事にチケットが手に入ってからも、来るライブの日まで本当に、Ailetheshota一色といっても過言ではない状態で、特に7月は、丸々一か月熱病に浮かされた状態。なにをおいても彼本人のスケジュールが、ものすごかったので。新曲発表にラジオ、フェスへの参加に、始まったライブツアーの様子を知らせるBLogなど、少しアンテナを立てていれば、毎日なにかしらの情報やら活動が見れてしまうという恵まれた一か月の締めくくり、それが、
7月29日の「Ailetheshota_1stOnemanTour~Prologue LOVEGO」だった。
ここからは、ツアーの千秋楽でもある大阪GORILLA HALLでのライブの感想を、頼りない記憶力を駆使して書いておこうと思う。すごく刺激的で、感動したライブ体験を、何らかの形でのこしておきたいから。記憶が正確じゃない部分が多々あるけれど、とりあえず大目に見てもらえると嬉しい。
まず会場。お恥ずかしながらコンサートやライブは、ほとんど無縁の生活を送ってきた私が感じたのは、「近ッ!!!」だった。決して若い整理番号じゃなかったので、どのあたりで観られるのか見当もつかなかったんだけど、表情がわかっちゃうくらい近い事実で、始まる前からすでにおかしな動悸が。
始まったら始まったで、音が、音が耳じゃなくて全身に響いてくる。心臓に直接来る
ような音響で、夢にまで見た生の歌声は、スマホで聴いてたものとは全然違って、色や温度、感情までダイレクトに伝わってくる。ちょうど、初めて番組でYOLOを、NOCAPNAVYを、MoveOnの「ロックオン」を聴いたときのような高揚感。
1曲目が「NoFrontier」だったのがかなり意外でびっくりして、そのまま超高音の歌声で
一気に引き込まれてしまった。続けて「DAWN]「SUPERICY」と、曲の中でも特に好きなものが次々来るものだから、3曲目にして溺れそうになってた。図らずも始まりは海の中を思わせるような深いブルーのライトだったし、これはもう、何も考えずに音に身を委ねて泳ぐのが正解なんだな、と思ってからは少し呼吸が楽になったし、実際、私はダンスの経験なんか、まっっったくないのだけど、勝手に身体が揺れてしまって、きっと周りに方々に相当迷惑をかけてしまったと思う。
けれども周りもみんな、本当に気持ちよさそうに揺れていて、音楽の楽しみ方を自然にわかってる人たちなんだなと思えて、あのライブ会場のオーディエンスは最高だった。
その中で一緒にいられたことを誇れる。あの空間は、老いも若きも男性も女性もない
まさに境界線の存在しない世界で、だからこそ愛情が溢れていた、ずっと。
夏の夜の夢やリゾートを連想させるような、「Mermaid]や「OverNight-Remix-」のあとの「Thinkin’boutyou」を、3人でなく1人で歌い上げるときに、「あいつらのぶんも一緒に歌ってくれますか」なんて言うから、最初から最後まで歌ったよ、少しでも、届いてほしくて。
「sweet」はデモで聴いたときも口の中がキャラメル味になるわ!って思うくらい五感にくる曲だったけど、生歌は糖度が……糖度がマシマシでたまらんかったね、うん。
その後も「LikeThis]、「夢宙」からのめちゃくちゃナチュラルな流れで「無色透明」
曲と曲が融合して一つの波になるようで、心地良すぎて終始揺れてたわ、開放感もすごいし、なんなら体の中から悪いもの全部デトックスしたくらいの気分。
そんな感じで完全に「わ~気持ちいい、このままでいたい」と思ってるところにとんでもない爆弾落とされるわけですよ(笑)
「DEEP」でのshotaのダンスは、たぶんがっつりは見れてませんが、そこからリリースしたての「M.L.N.D」盛り上がるね、この曲すでにすっごいお気に入りv
楽しくなっちゃう要素ばかりでライヴ向きだから、いろんなステージでいろんな人が踊るところが見たいと思わせてくれる。
「大阪まだ行けるよね、もっと踊ろうぜ」の声には応えるしか選択肢なし、
煽るのも上手い。
頭空っぽにして楽しんでるところに響いてきたイントロは「so so good」!
わ~い大好物です~!と思ってたら、シークレットゲスト様が!!!
うわうわうわ、Ma-Nuさんだよ、あのラップが生で聴けてしまってるよ、どうしよう
って軽くパニックになりながら、ちょうど私がいた左側にいらっしゃったので、嬉しくて歓声あげちゃったよ……。あのちょっとお茶目な感じのラップが最高でしたわ。それにしてもゲスト様と一緒に歌うshotaがとにかく嬉しそうで楽しそうで幸せを噛みしめてしまう。「床抜けるまで跳べ」はなかなかにハードですアイルザさんっ
「Yumeiro」の「♪Turnup,Singng,LOVE」と「AURORA TOKIO」のサビを一緒に歌うのは、これまで行けなかったフェスやライヴの映像で観てて、一番やりたかったことだったので、もう感無量というか……!もう会場中の、「Shota好きだよ!」が全部乗っかってとんでもないコーラスになっていた。一体感が半端なくて、全員とハグしたくなる勢いだったよ、しないけど。
はい、ここで爆弾投下です。正直ここから先は、BMSG爆撃に嬉しさのあまり、完全に記憶が飛んでしまっております。いや、でも目線の先にいらっしゃったコアくんの麗しさははっきりくっきり覚えてるわ、すごい存在感とオーラで、写真のまんま!
エディくんは私のところからは姿はあまり見えなかったのだけど、パンチの効いたラップはしっかり聴いたよ、かっこよ!彼の曲については、これからフェスに向けてしっかり聴きこむつもりだけど、あのオリジナリティあふれる声で、歌う内容が等身大って最高じゃないか……?
そして我らがSKI-HI社長ですよ!びっくりなんてもんじゃない、豪華すぎでしょうが!
全員そろっての「ブレジェネリミックス」が聴けるとは流石に予想できんかったよ。
しかもしかも、感動の「me time」のリミックスまで。
「Ailetheshotaの本当の始まりの曲やろうか」って言って二人で向かい合って歌う姿に涙が出そうになったよ。
この曲は、沁みわたるって言葉がふさわしいね、いつ聴いても。
生歌で聴けたことが僥倖。
さらには
「この人(Shota)に出会うために生れて来たんじゃないかと思う」
「Shotaも、Shotaを好きなみんなも最高です!」
て、ファン全員を褒めちぎってハケる社長、あなたが最高です。事務所箱推しになるしかないでしょうよ~(涙)
「特別」を歌う前、「これが最後の曲」って言われて、いや、待って聴いてない曲あるって、あれ聴かずに帰れないって!って思ってた「IMA」
アンコールで歌ってくれた~!すっかり定番と化したHITも見れた。アンコール時は黒衣装での登場で、かっこよさ倍増。
オーラスを「LOVE」で〆た意図は、「君らのLOVE全部受け取った」ってことでいいのかな……?
「今度は君とフィーチャリングしたいな。みんなバースから一緒に歌ってくれる?」って言ったのここだったか定かじゃないけど。
「だから目に映るものを愛したい」を「だから目に映る君を愛したい」に変えてくれた
ような気がする。まぼろし?
「自分のことを愛してあげてください。できないなら俺が愛します」はKILLWordだった……。「愛してる」を何度も何度も言葉にしてくれていて、そのどれもが軽はずみなリップサービスじゃないのが伝わってきてたよ。
最後に「この公演には50名以上のスタッフが関わってくれている、俺は一人じゃ何もできない。力を貸してくれますか」って言って、深くお辞儀してくれていたね。
出会わせてくれてありがとう、運命に感謝じゃなくてあの日、全てを賭けて挑むと
オーディションを受けたShotaくんに感謝したい。
どんな状況下でも感性を磨き続けて、才能の開花を疑わないで、Ailetheshotaの旗を大きくはためかせていたから、私でも見つけることができたよ。
Shotaが、自分の音楽にまっすぐに向き合い続けて、人に愛情を届け続ける限り、どんな活躍のしかたでも関係なく追いかけるよ。
もちろん、自分のペースで。